2015/08/24

本と温泉シリーズ


城崎と言えば志賀直哉。小説にまつわるグッズで街は溢れてたけど、お気に入りはこれ。本と温泉シリーズという、城崎でしか買えない限定書き下ろし小説。お風呂で読めるよう宿のタオルに包まれていて、しかも耐水、防水のストーンペーパーの紙を使ってるっていうこだわり。
第二弾は万城目学さんの「城崎裁判」。街の情景に触れながら、ある悩みを抱えた小説家を軸とした物語。城崎でゆっくり読めなかったので家のお風呂で入って読んでみるよね。
本としてのクオリティもそうだし、志賀直哉の「城の崎にて」に触れつつ、温泉街のさまざまな場所わわ物語にうまく忍ばせてる。おかげで、また城崎に行きたくなる内容になってる。

城崎国際アートセンターを訪れる


先日お邪魔した城崎国際アートセンター。建てられた経緯を館長の田口さんに伺い、文化や芸術を通じた社会的価値を信じる市長の本気を感じた。
また、レジデンスとしての機能も充実してて、これはたしかに世界からいろんなアーティストが集まるわけだ、と実感。
さらに、伺った日はちょうどチェルフィッチュの岡田利規さんが韓国との合作の新作をつくってて、そのクリエイションの途中までの舞台を見せてもらったけど、これがかなりの批評性のあるもので、これがどう収束させていくのか完成が楽しみなものだった。
城崎アートセンター、かなりいいところだったので、また行きたいです。

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